やサッカーなどと同じスポーツなのですが、
他のスポーツに比べてマイナーでしょう」
イ「そうですね、あんまりやっている方は多
くないですね」
麻「私も、隆に誘われてラッコに乗るまでは
ヨットなんて全然知りませんでした」
イ「確かに」
麻「でも、乗ってみると、あっちこっち旅行
気分で出かけられますし、楽しいスポーツな
んですよ。もっとアクティブにスポーツとし
やサッカーなどと同じスポーツなのですが、
他のスポーツに比べてマイナーでしょう」
イ「そうですね、あんまりやっている方は多
くないですね」
麻「私も、隆に誘われてラッコに乗るまでは
ヨットなんて全然知りませんでした」
イ「確かに」
麻「でも、乗ってみると、あっちこっち旅行
気分で出かけられますし、楽しいスポーツな
んですよ。もっとアクティブにスポーツとし
イ「そうなんですね。サウナの話は乞うご期
待ってとこですかね」
麻「そうですね」
イ「そろそろ、お時間も減ってきましたので
2つ目の言葉いいですか」
2つ目の言葉・ヨット教室
その言葉を選んだ理由
イ「こちらの言葉は?」
麻「クルージングヨット教室物語のタイトル
にもなっている言葉です。ヨットって、野球
麻「ええ、皆で出かけた時に快適に暮らせる
キャビンが良いですね」
イ「サウナは、そういえば2話だか3話で進
水したばかりの頃に、隆さんからサウナの話
を聞いただけで、実際には日本ではそんなに
使用されていない感じですかね」
麻「そんなことないですよ。けっこう皆、使
用していますよ。クルージングヨット教室物
語の話の中でも、そのうちきっと出てくるか
と思われますよ」
イ「うわ、10時間は取材時間も足りなくな
ってしまう(笑)」
麻「私が、ラッコの気に入っているところは
セーリングではなくキャビンの中のギャレー
台所とか、クルージング中にメンバー皆がそ
れぞれに別れて寝れるバース、寝室があった
り、トイレも2ヶ所付いていますし、一つに
は、シャワー以外に、フィンランド製ですか
らサウナまで付いているんですよ」
イ「船内の方が船外より気に入られている」
イ「セイルが多いのは、速く走るってことで
すかね」
麻「別に、ヨットはセイルの数が多いから速
く走るってわけではないのですが、マストが
2本立っているのは、小さいセイルで風を受
ける量をそれぞれに分散できる・・うちの代
表の隆に、セーリングの話をさせたら、それ
こそヨットの話で10時間ぐらいずっと話し
ていそうなのですが、私はあまりセーリング
のことはよくわからなくて」
です。それで33フィートのモデルになりま
した」
麻「ラッコは、ケッチというタイプのヨット
で、マストが1本立っているヨットが多い中
ラッコにはマストが長いのと短いの1本ずつ
立っているヨットになります。1本のマスト
にメインとジブのセイルが2枚付いているヨ
ットが多いのですが、うちのヨットはマスト
が2本立っているので、メインとジブ以外に
ミズンという3枚のセイルが付いています」
ットを専門で造船しているナウティキャット
造船所という造船所で造られました。同造船
所で造られているヨットは33フィートから
52フィートまでのヨットを建造しています
その中で1番小さいモデルのナウティキャッ
ト33がラッコの艇種になります」
イ「1番小さいモデルになるのですね」
麻「はい。うちのヨットを停泊している横浜
マリーナが、クレーンと場所の関係で35、
6フィートまでのヨットしか保管できないの
その言葉を選んだ理由
イ「こちらの言葉を1番に選ばれました理由
をお聞かせください」
麻「やはり、ラッコのヨットがありませんと
皆でクルージングに出かけることもできませ
んし、ラッコがあることで、ラッコのクルー
は皆、クルーとして活動できるわけですし」
イ「まず、ラッコのヨットについてお聞かせ
頂けますか?」
麻「はい。ラッコは、フィンランドに在るヨ
なくなってしまい、秘書の私が代行でお答え
させてもらうことになり、すみません」
イ「いえいえ、いつもクルージングヨット教
室物語ではラッコの皆への献身的な行動を拝
見していて、麻美子さんにも関心がありまし
たので、インタビューできて光栄です」
麻「宜しくお願いします」
イ「それでは、インタビューを始めさせて頂
きます」
1つ目の言葉・ラッコ
イ:インタビューアー 麻:佐藤麻美子
イ「本日はお忙しい中、お時間を頂きまして
ありがとうございます」
麻「いえいえ、こちらこそインタビュー取材
ありがとうございます」
佐藤麻美子は、社長を務める今井隆の会社の
社長室で雑誌のインタビューを受けていた。
麻「本日は、代表へインタビュー取材の依頼
を受けましたのに、代表が急きょ時間を取れ
中村さんは、すっかりラッコの皆と仲良くな
ってしまっている香織の姿に気づいた。
「隆くんさ、彼女のことを、ヨット教室卒業
したら宜しくね」
中村さんは、隆に言った。
「卒業したら、ラッコで引き取ってあげて」
ラッコのクルーと仲良くなっている香織の姿
を見て、麻美子が助言したわけでも無いのに
中村さんの方から隆に伝えていた。
「はあ、別に構いませんけど」
アクエリアスの舫いロープを結び直していた
アクエリアスのクルーたちも、香織に少し遅
れてラッコのキャビンに入って来た。
アクエリアスのメンバーたちが、パイロット
ハウスのメインサロンに腰掛けると、雪や麻
美子がビールやグラスを皆に配って、早くも
飲み始めていた。
「どこに行ったのかと思ってたら、もうこっ
ちで皆と料理してたんだ」
中村さんは、香織に言った。
出航前に、横浜マリーナ近くにある相鉄ロー
ゼンでお買い物して来た食料を使って、ラッ
コのギャレーでは、お昼ごはんの準備が始ま
っていた。
「私、野菜を切るね」
アクエリアスが台船に着岸すると、すぐにア
クエリアスからラッコに移って来た香織も、
ラッコの皆と一緒になってお昼ごはんの準備
をしていた。
「お昼にしようか」
「ヨットやボートのオーナーたちが、勝手に
ここへアンカーを打って、自分たちの船を停
泊させてしまっているんだ」
隆は、陽子に説明した。
ここの場所は、後に横須賀市が港を整備して
深浦ボートパークというヨットやボートを停
泊できる施設に生まれ変わらせた場所だ。
「ここで、お昼ごはんにしましょう」
麻美子が、皆に言った。
「はーい!」
その手前のところに、作業用の台船が泊まっ
ていた。平日は、作業員が作業しているのだ
ろうが、日曜日は休みで、誰もいなかった。
ラッコは、その台船に横付けした。
ラッコが横付けし終わると、その後ろのとこ
ろにアクエリアスも横付けした。
「ここも、ヨットハーバーなの?」
入り江にたくさん停泊しているヨットやボー
トを見て、陽子は隆に質問した。
「ヨットハーバーでは無いんだけどね」
「私って、ラッコでコミッティーボートして
いたから、ここに来ていなかったものね」
歳のせいで忘れたわけではないと安心した瑠
璃子だった。
金沢沖の大きくSUMITOMOと書かれた
赤いクレーンの先に、日産自動車の追浜工場
があった。
その追浜工場の奥にある入り江の中に、ラッ
コとアクエリアスの2艇は入った。
入り江にはヨットやボートが停泊していた。
ラインになってゴールとしていた。
「ここで、アクエリアスって、先週は一気に
4艇ぐらい追い抜いたんだよね」
「そうなの?私、知らない」
陽子が言ったが、瑠璃子は覚えてなかった。
「それは知らないよな、だって、瑠璃ちゃん
はコミッティーに乗っていたんだし」
隆は、瑠璃子に答えた。
「そうだよね!先週のことなのに、なんで私
忘れてしまっているんだろうと思ってた」
横浜マリーナのクラブレースでは、いつもこ
のブイをレースの折り返し点に使っていた。
横浜マリーナを出港してすぐのところに設置
されている赤い小さなブイとコミッティーボ
ートの間をスタートラインに見立てて、その
間をスタートしたら、金沢沖のこの緑色のブ
イを反時計回りで回って折り返す。
その後、本牧沖に設置してある大きな黄色ブ
イを回航してから、コミッティーボートの待
機しているスタートラインが、今度はゴール
先週は、ヨットレースだったので、エンジン
は停止して、風の力だけでセーリングをして
走っていたが、今日はレースでも何でもない
ので、エンジンもかけたまま、風の無い海域
を機帆走で走っていた。
「先週、レースで周ったブイじゃん」
金沢沖に設置されている緑色のブイのところ
まで2艇は、やって来た。
「先週、ここで追い抜いたんだよね」
陽子が、麻美子に説明した。
少しエンジンの速度を上げて、アクエリアス
の横に追いつくと、ラッコの艇上から隆や陽
子たち皆が、アクエリアスの香織に向かって
手を振っていた。
「あ、香代ちゃん!」
アクエリアスに乗っている香織も、ラッコの
皆に手を振り返していた。
「香代ちゃん、本当にボースンなんだね!」
香織は、ラッコを操船する香代に叫んだ。
「かっこ良いよ!」
皆はラッコのメインセイルとミズンセイルの
ハリヤードを引いて、セイルを上げた。
香代は、今日初めてラッコをポンツーンから
離岸させた時は、船をぶつけないかと緊張し
ていたが、海上まで出てしまうと、もう何も
心配することなく、ラッコをセーリングさせ
ているのだった。
先に出航したアクエリアスが、前方をメイン
セイルを上げて、走っていた。
「香織ちゃーん!」
「うん。今日は、香代がラッコをポンツーン
から離岸させるところから操船してみな」
隆は、香代の真横に立って、香代の操船を見
守っているだけで、香代が離岸させた。
陽子や雪、瑠璃子がポンツーンに結ばれてい
たラッコの舫いロープを外すと、香代の操船
でラッコはポンツーンから離れて、沖に向け
て出港した。
「セイルを上げようか」
沖合いまで出ると、隆が言った。
「それじゃね、向こうで会おうね」
隆と陽子は、アクエリアスのデッキ上に乗っ
て、横浜マリーナを出港して行く香織に手を
振っていた。
「じゃ、私たちもラッコで出航しましょう」
麻美子が、陽子と隆に言った。
「よし、香代船長、出航しましょうか」
隆は、ラッコのステアリングを握っている香
代に言った。
「まだ、船は出航していないよ」
「私も、ラッコに乗りたいな」
香織は、スーパーから戻ってくると、脚立で
ラッコに上がっている隆に言った。
「これから、船を出航したら、金沢沖を抜け
て、追浜のところにある深浦の入り江にヨッ
トを泊めてお昼にするから、そこで一緒にお
昼をごはんを食べようよ」
隆は、香織に言った。
「アクエリアスと深浦の入り江に行こう!」
隆は、中村さんにも伝えた。
「ね、ね、陽子。これ見てよ」
隆は、輸入菓子の箱を陽子に見せた。
「この輸入元の会社名、麻美子のお父さんの
会社なんだけど」
「そうなんだ、これって麻美ちゃんのパパの
会社で輸入したんだ」
陽子は、隆の差し出した輸入菓子のパッケー
ジの内容を確認した。
「ね、買うお菓子って、これにしない」
陽子が、皆に聞いた。
陽子や香代、香織たちがお菓子売り場でお菓
子選びに夢中になっていた。
「それじゃ、私はアクエリアスさんたちとお
昼の買い物してくるから、ここでお菓子を選
んでいてね」
麻美子は、雪や瑠璃子、アクエリアスのクル
ーたちと買い物に行ってしまった。
「隆、香代ちゃんは置いていくからお願い」
「うん」
隆は、麻美子に頷いた。
香織も、隆と陽子が話している会社であった
ことの話に加わっていた。
お昼の食事の準備とかは、ほとんど麻美子と
瑠璃子たちのグループが準備してくれてしま
うので、こちらの3人は、お昼の買い出しと
は全く関係のない話をしていた。
「何のお菓子にする?」
「私、ぜったいマカロンがいい」
「マカロンなんて、デパートでも行かないと
相鉄ローゼンに売っているのかな」
中村さんは、スーパーまでの道を麻美子と話
しながら歩いていた。
「なんかさ、私、今週は会社で倉庫作業とか
ばかりやっていた」
「マジで、陽子ってオフィスワーカーの仕事
じゃないの?」
「そうなんだけど。人手が足りないとかで、
駆り出されていた」
「私も、基本は国語の授業なんだけど、体育
館で体育の授業させられることもあるよ」
中村さんは、香織がラッコと一緒に行きたそ
うなのを察してくれたようだった。
「アクエリアスさんは、今日のお昼は何にし
ますか?」
「何にしようかね。たぶん毎度お馴染みのパ
スタかな」
中村さんは、麻美子に答えた。
「うちは、野菜シチューにする予定です」
「相変わらず、ラッコさんの料理は、いつも
凝っているね」
「備品の取り出しは後回しにして、うちも、
お昼の買い出しにスーパー行こうか」
中村さんが、アクエリアスのクルーたちに声
をかけた。
「行きましょう!」
香織が、中村さんの提案に賛同して、隆や陽
子の横に並んで、もう一緒に行くつもりにな
っていた。
「よし、アクエリアスも一緒に、買い出しへ
出かけよう!」