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ニューヨークピュアラブストーリー・第二十七話

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「良明のお母さんに言わないとだめだよ」

英樹は、ゆみに命じた。

バレッタは、良明の手がたまたま当たっただ

けで、別に良明が壊したわけじゃない。

これで、最近新しくお友達になれた良明の母

に言いに行ったら、兄に怒られる気がした。

「良明のお母さんにしっかり言わないとね」

ゆみも、英樹と同級生の5年生だ。でも、2

年から飛び級で5年に進級したので、実年齢

では、英樹よりも3つ年下だった。

「あたし、良明君のお母さんに会うよ」

ゆみは、英樹に言った。

「そうだよ。お母さんに叱ってもらおう」

「別に、良明君が壊したとは思っていないし

兄に買ってもらった大切なバレッタだけど、

新しくできたクラスのお友達の方が大切」

ゆみは、英樹に答えたのだった。

「でも、良明君のお母さんに会ってみたい」

ゆみは、英樹に言った。良明君のお母さんに

会ったら、もっと仲良くなれそうに感じた。

ゆみたちは、自分たちが住んでいるアパート

メントのエントランスに着いた。

エントランスに立っているドアマンとは、顔

見知りなので、ドアを黙って開けてくれる。

「サンキュー」

ドアマンの開けてくれたドアから中に入る。

白人のドアマンと黒人のドアマンがいるのだ

が、ゆみは今開けてくれた黒人のドアマンが

いつも笑顔で出迎えてくれて、感じが良いの

で好きだった。

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