「隆のヨットも春先にクルー募集するの?」
麻美子は、隆に聞いた。
ヨットを動かすには、セイルを上げたり下ろ
したり色々と作業があるので、1人で乗るの
は大変なのです。なので、ヨットによっては
一緒に乗ってくれるクルーを募集します。
「うちは、クルーってわけではないけどね」
隆は、麻美子に答えた。
「うちのヨットでもクルーが欲しいの?」
「私じゃなくて、隆のヨットにもクルーがい
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「隆のヨットも春先にクルー募集するの?」
麻美子は、隆に聞いた。
ヨットを動かすには、セイルを上げたり下ろ
したり色々と作業があるので、1人で乗るの
は大変なのです。なので、ヨットによっては
一緒に乗ってくれるクルーを募集します。
「うちは、クルーってわけではないけどね」
隆は、麻美子に答えた。
「うちのヨットでもクルーが欲しいの?」
「私じゃなくて、隆のヨットにもクルーがい
たら、私が乗らなくても乗れるでしょう」
「麻美は、ヨットに乗りたくないんだ」
「そういうわけじゃないけどさ」
麻美子は、隆に返事した。
「クルーがいれば、私が毎週毎週、隆につき
合って、ヨットに乗りに来なくても、隆だけ
でもヨットに乗れるだろうし」
「俺は、別に麻美と一緒に乗りたいけど」
「それは、どういう意味?」
麻美子は、思わず隆に聞き返してしまった。
「クルーがいれば、私が用事ある時でも、隆
は、クルーと一緒にヨット乗れるでしょう」
麻美子は、隆に答えた。
「麻美、他に用事なんかあるんだ」
「それは、私だって色々忙しいからね」
麻美子は、隆に答えた。
「春先に来るのは、クルーでなく生徒だよ」
隆は、麻美子に説明した。
「生徒?」
「そう、クルージング教室の生徒さん」
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