かなえは、インドア派だった。
仕事も、会社の営業サポートの仕事を完全テ
レワークでしていたので、会社に出社する事
もほぼなかった。
先週末、横浜マリーナのクルージング教室に
出掛けたのが久しぶりの外出だった。
マリーナで出会った麻美子お姉さんは、優し
くて仲良くやっていけそうだなと思った。
思ったのだったが、やはり毎週末、外出して
ヨットに乗るというのは、かなえにとっては
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かなえは、インドア派だった。
仕事も、会社の営業サポートの仕事を完全テ
レワークでしていたので、会社に出社する事
もほぼなかった。
先週末、横浜マリーナのクルージング教室に
出掛けたのが久しぶりの外出だった。
マリーナで出会った麻美子お姉さんは、優し
くて仲良くやっていけそうだなと思った。
思ったのだったが、やはり毎週末、外出して
ヨットに乗るというのは、かなえにとっては
苦痛以外の何物でもなかった。
「無理して、乗ることはないわよ」
自分の母親でさえ、苦痛でも何でも良いから
ともかくヨットに乗りに行きなさいと外出さ
せようとしたのに、麻美子は年一回とか、本
当に乗りたい時だけ乗りに来れば良いと優し
く言ってくれた。
「それじゃ、夏の暖かい時期になったら、一
回ぐらい乗りに行こうかな」
「うん。そうしなさい」
麻美子は、かなえに伝えた。
「いつでも乗りたい時に来てくれたら、ラッ
コの皆はいつでもウェルカムだから」
麻美子は、電話でかなえに答えた。
「そういう事だから」
麻美子は、隆にかなえの事を報告した。
「いいよ、麻美子に任せるよ」
隆は、麻美子に言った。
ラッコのクルー、生徒たちは皆、女性ばかり
なので同性の麻美子に任せる事にした。
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