「午前中で今日の学校は終わりだって」
ゆみは、ヨシュワキーに説明した。
「午前中で終わりだと、ゆみちゃんは家に帰
ったらどうするの?」
ゆみが兄と2人暮らしで、兄は平日の昼間は
会社で働いていることを知っている椎名は、
ゆみに質問した。
「お兄ちゃんいなくても、日本のお母さんと
パソコンでお喋り出来るから」
ゆみは、椎名に答えた。
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「午前中で今日の学校は終わりだって」
ゆみは、ヨシュワキーに説明した。
「午前中で終わりだと、ゆみちゃんは家に帰
ったらどうするの?」
ゆみが兄と2人暮らしで、兄は平日の昼間は
会社で働いていることを知っている椎名は、
ゆみに質問した。
「お兄ちゃんいなくても、日本のお母さんと
パソコンでお喋り出来るから」
ゆみは、椎名に答えた。
「帰ろうか?」
ゆみは、学校が午前中で終わりなので、良明
の手を引いて、正門まで歩き出した。
「なんで、手をつないでいるの?」
2人の後について、椎名と同じく正門に向か
っていた英樹が、ゆみに聞いた。
「だって、仲良しなんだもの」
ゆみは、良明とつないでいる手を嬉しそうに
振りながら、英樹に返事した。
「え、良明もゆみちゃんのこと好きなの?」
「おまえも、ゆみちゃんが好きなのか?」
日本人の子どもたち同士、公園で野球をして
いる時、ベンチでの雑談で、学校の女の子た
ちの恋愛話になって、椎名や馬宮たちに指摘
されたことが、英樹には、あった。
「うん、だって可愛いし、頭も良いし、良い
子じゃない、ゆみちゃんって」
英樹は、自分の初恋の相手のことを、友達に
隠すこともなく堂々と告白宣言していた。
それが、ゆみには少し迷惑でもあった。
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