麻美子の教え方がよかったのかどうかはわか
らないが、その女の子は、もやい結びも、エ
イトノットも、クラブヒッチもすっかり上手
に結べるようになっていた。
「お姉さん、ヨットに乗ってるの」
麻美子に教えてもらって、すっかりロープが
上手に結べるようになった女の子は、麻美子
と雑談をしていた。
「加代ちゃんっていうんだ」
麻美子は、女の子と話していた。
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麻美子の教え方がよかったのかどうかはわか
らないが、その女の子は、もやい結びも、エ
イトノットも、クラブヒッチもすっかり上手
に結べるようになっていた。
「お姉さん、ヨットに乗ってるの」
麻美子に教えてもらって、すっかりロープが
上手に結べるようになった女の子は、麻美子
と雑談をしていた。
「加代ちゃんっていうんだ」
麻美子は、女の子と話していた。
「麻美子お姉さん」
麻美子は、加代と話していて、彼女が21歳
だということを知った。今年、37歳になる
麻美子は、まだまだ若い加代の姿が、とても
可愛いらしく見えていた。
「それでは、各ヨットに振り分けます」
教壇の講師は、生徒たちに伝えた。
殆どの生徒たちは、講師とマリーナ職員、そ
れに他のオーナーさんたちの協力で、ロープ
ワークが出来るようになれていた。
「名前を呼ばれた方は、教室の前に出て来て
ください。各艇にご案内します」
「ボバーの松浦さん、前にどうぞ」
30フィートのヨットオーナーである松浦氏
が最初に呼ばれて、教室の前に立った。
「石川さん、水戸さん、山崎さん」
生徒の名前が呼ばれ、3人は松浦氏のヨット
であるボバーの生徒に振り分けられた。
次々とヨットオーナーが呼ばれ、続いてその
ヨットに振り開けられる生徒が呼ばれる。
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