「彼が、うちのヨットのキャプテンなの」
麻美子は、船内にいた隆のことを、生徒たち
に紹介した。隆は、麻美子に紹介されて、頭
を下げて、皆に挨拶していた。
「あれ、女性ばかりなの?」
隆は、麻美子に聞いた。
「そうよ。隆は嬉しいでしょう?」
麻美子は、隆に答えた。
「嬉しいって・・」
隆は、麻美子の言葉に苦笑していた。
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「彼が、うちのヨットのキャプテンなの」
麻美子は、船内にいた隆のことを、生徒たち
に紹介した。隆は、麻美子に紹介されて、頭
を下げて、皆に挨拶していた。
「あれ、女性ばかりなの?」
隆は、麻美子に聞いた。
「そうよ。隆は嬉しいでしょう?」
麻美子は、隆に答えた。
「嬉しいって・・」
隆は、麻美子の言葉に苦笑していた。
「例年がどうなのか、私は知らないけど」
麻美子は、隆に言った。
「今年のクルージング教室は、男性よりも女
性の方が圧倒的に生徒が多かったわよ」
「そうだったんだ。毎年、クルージング教室
は、けっこう女性の生徒が多いけどね」
隆は、麻美子に答えた。
「今年は8:2で女性が多かったよね」
「そんなに女性の生徒が多かったんだ」
隆も、麻美子から聞いて驚いていた。
「8:2で女性が多いと、男性の生徒さんは
殆どがレース艇に振り分けられてしまうから
うちのヨットみたいなクルージング艇には女
性の生徒さんばかりになるよな」
隆は、麻美子に言った。
レース艇は、ヨット同士でレースをして競い
あってスピードを楽しむヨットだ。
逆に、クルージング艇とは、速さを競わずに
のんびりと海に出て楽しむヨットだ。
「うちは、レースはしないヨットなんだ」
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