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ニューヨークピュアラブストーリー・第二十二話

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中国からヨシュワキーが、ゆみたちのクラス

に転校して来て2週間ぐらい経った。

「ランチタイムだよ」

お昼休み、ゆみは、いつものようにヨシュワ

キーの手を引いて、食堂へ移動した。

「チェッカーしようか」

食堂でお昼ごはんを食べ終わると、シャロル

は、マイケルとチェッカーというアメリカの

ボードゲームで遊び始めた。

ゆみは、2人のチェッカーを眺めていた。

「ね、ちょっとお散歩しない?」

しばらく、シャロルとマイケルのチェッカー

を眺めていたゆみは、隣席のヨシュワキーに

声をかけてみた。

相変わらず、ゆみの日本語は、中国人のヨシ

ュワキーには通じていないようで、黙ったま

ま、ゆみの隣の席に腰掛けていた。

「お散歩に行こう」

そんなヨシュワキーの手を引いて、ゆみは立

ち上がり、一緒に食堂内を歩いていた。

「ゆみちゃーん!」

ゆみが、ヨシュワキーの手を引きながら、2

人で食堂を散歩していると誰かに呼ばれた。

「あ、椎名くん」

「ゆみちゃん、なんで良明と一緒にいるの」

ゆみは、椎名に質問された。良明が誰なのか

ゆみにはわからなかったが、椎名はヨシュワ

キーの方を指差していた。

「あ、うちのクラスのヨシュワキー君よ」

ゆみは、椎名にヨシュワキーを紹介した。

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