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ニューヨークピュアラブストーリー・第四十一話

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「良明君の自閉症はどうしたら良いかね」

「そこまでは、俺らには関係ないだろう」

隆は、由香に答えた。

「何を言っているのよ、クラスメートだよ」

「でも、よその家の子だし」

「よそじゃないでしょう。ゆみのお友達よ」

由香は、ゆみの最近できた新しいクラスメー

トの事まで、親身になって気にしていた。

「すごいよな、ゆみの母親だよな」

隆は、由香の事を感心していた。

「ヨヒアーキ、ヨシアーキ」

シャロルは、ゆみからヨシュワキー、良明の

ちゃんとした発音の仕方を習っていた。

ゆみは先週金曜日、良明の家に行って、良明

のちゃんとした名前がわかったので、週明け

学校で親友のシャロルにも教えてあげた。

「やはり日本人だったんだ」

マイケルも、ゆみから聞いて驚いていた。

「シャイガイだったのね」

シャロルも、学校での良明の事情を知った。

「お、ユアジャパニーズ。ヨシアキ」

ミセスロースチンは、ゆみやマイケルから良

明の事を聞くと、正しい発音で良明を呼びな

がら、良明の頭をポンポンと撫でていた。

「ヒズ、シャイガイ」

シャロルが良明の事を理解していた。シャイ

は恥ずかしがりや、ガイは男の子の意味だ。

先週、ゆみが良明の家に行った事で、クラス

の皆も、良明のこと理解を深めたようだ。

「ヒズ、ジャパニーズシャイガイ」

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