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ニューヨークピュアラブストーリー・第四十九話

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英樹が、良明の家に遊びに来た時、日本人の

子達が近所の公園で野球しているというのを

聞いて、その週末、近所の公園に行ってみた

良明だった。

「良明、うちのチームに入ってよ」

英樹と椎名で、それぞれチームに別れて野球

していると、良明が公園に来た。

先週の週末、英樹に誘われて、近所の公園に

野球しに遊びに来た時、野球が上手な良明は

チームで大活躍だったため、以来、日本人の

子供達に野球が得意という事で大人気になっ

ていた良明だった。

「いいよ、俺、キャッチャーやるよ」

良明は、英樹のチームで野球を始めた。

その日の野球でも、キャッチャーとしてチー

ムを引っ張り、3本のホームランを打って大

活躍の良明だった。

週末の野球では、日本人の男の子たちの間で

ヒーローになった。

「良明さんって、おまえのお兄さんなの?」

治は、桐香に聞いた。

「そうだけど」

学校のクラスで、桐香は治に返事した。

「すごいよね。おまえのお兄さん、めちゃ野

球が上手だよな」

桐香は、学校ではいつも恥ずかしがりやの良

明のことで褒められることは少なかったので

ちょっと面食らっていた。

「そんなうちのお兄ちゃん、活躍したんだ」

桐香は、兄の事で褒められて嬉しかった。

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