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クルージング教室物語・第八話

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「また、タックをするの」

ヨットで右や左に曲がることを、タックやジ

ャイブという。タックやジャイブをする時は

右や左側に張りだしていたセイルをロープを

引っ張ったり緩めたりして反対側に入れ替え

る作業を行なう。

麻美子は、今日、10回目のタックで、シー

ト、ロープをウインチにかけて引きながら、

隆に文句を言っていた。

「春先までに、ヨットを操船できるようにな

「春先までに、ヨットを操船できるようにな

るために練習した方が良いだろう?」

隆は、麻美子に聞いた。

「なんで?」

「生徒さんが来たら、麻美子が先輩になるん

だから、ヨットが上手になっていないと」

隆は、クルージング教室の生徒がきたら、麻

美子が先輩として、ヨットを教えられるよう

にと考えているみたいだった。

「先輩になるんだから、ヨット覚えなきゃ」

でも、麻美子は、春先に生徒達がきたら生徒

達と一緒に自分も一からまたヨットを覚えれ

ば良いのではと思っていた。

「いつから、ヨット教室始まるの?」

「クルージング教室は4月から始まるよ」

隆は、麻美子に返事した。

「もう来週から始まるんじゃないの」

「まあ、そうだね」

「今さら、そんなに慌てて覚えなくても良い

わよ。先輩になる気も特に無いし」

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