「3時から本船」

と、3時方向から来る本船のことを、瑠璃子

は、香代に報告していた。

それから、麻美子以外の皆は、左右からやっ

て来る本船のウォッチに真剣だった。

そして、ようやくラッコが本船航路を渡り終

えた時、1人だけぜんぜん緊張していなかっ

た麻美子が皆に言った。

「渡り終わったし、お昼にしますか」

「本船航路を渡るのめちゃ緊張した」