それから朝食後、香織は、中村さんたちアク

エリアスのクルーと共に、奥の岸壁に泊まっ

ているアクエリアスに戻って、三崎へ移動す

るための出航準備をしていた。

先に、下ろしていたアンカーを上げて、館山

漁港の岸壁から離れたラッコは、漁港内をぐ

るぐると周って、アクエリアスが出航するの

を待っていた。

「香織!そこに突っ立っていないで、これか

らアンカーを上げるんだから手伝えよ」