「良明、ゆみちゃんのこと好きなんだろう」
英樹は、ゆみとずっと手をつないでいる良明
にジェラシーを感じていた。
「おまえも、ゆみちゃん好きなんだよな」
英樹は、ジェラシーで何度も繰り返した。
「一緒のクラスにいて好きになったんだな」
良明は、特にゆみの事は何とも思っていない
のに、英樹があんまり好きとか繰り返すので
手をつながれていることが恥ずかしくなって
ゆみの手を振りほどいた。
ハッシュドッグはハッシュタグで今をつぶやけるSNSコミュニティ produced by 軽井沢タイムズ Noveller
※スマホの方は、横向きでご覧下さい。
「良明、ゆみちゃんのこと好きなんだろう」
英樹は、ゆみとずっと手をつないでいる良明
にジェラシーを感じていた。
「おまえも、ゆみちゃん好きなんだよな」
英樹は、ジェラシーで何度も繰り返した。
「一緒のクラスにいて好きになったんだな」
良明は、特にゆみの事は何とも思っていない
のに、英樹があんまり好きとか繰り返すので
手をつながれていることが恥ずかしくなって
ゆみの手を振りほどいた。
「あ、落ちた!」
良明が、ゆみの手を振りほどこうと、自分の
腕を振ると、その手が、ゆみの長い髪に当た
って、ゆみがその日付けていた猫のバレッタ
が床に落ちてしまった。
「落ちる!」
バレッタは、床に落ち、階段を転がった。
英樹が慌てて、落ちたゆみのバレッタを追い
かけ、階段を駆け降りた。階段の下で落ちた
バレッタを拾い上げると、割れていた。
「壊れてるじゃん」
猫のバレッタは、髪を止めるクリップ部分が
外れ、猫のフィギャアが半分に割れていた。
「ああ、壊れてしまった」
英樹は、ゆみに手渡しながら言った。ゆみは
少し寂しそうにバレッタを見た。
「良明が壊した、良明が壊した」
英樹は、良明のことを責めていた。
「良明のお母さんに言った方が良いよ」
英樹は、ゆみに進言した。
あなたもこのつぶやきにリプしよう。