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ニューヨークピュアラブストーリー・第三十三話

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「良明が、ゆみちゃんのバレッタを壊した」

良明が叱られるように思惑のあった英樹が、

2人の会話に入って、良明の母に言った。

「おまえ、こんなバレッタが壊れたぐらいで

わざわざ、お兄ちゃんの会社の上司の家に来

たのか?恥ずかしいやつだな」

英樹の思惑と逆に、ゆみが隆に叱られた。

隆は、慌てて壊れたバレッタを、自分のズボ

ンのポケットに突っ込んでしまった。

「大事なバレッタだったのよね」

「ぜんぜん大事なバレッタでもないですよ」

隆は、慌てて岡島さんの奥さんに言った。

「おまえ、良明君と知り合いなのか?」

「うちのクラスの転校生」

ゆみは、隆に聞かれて、答えた。

「え、良明君って、ゆみより年上だろう?」

「5年生です」

英樹が、隆に答えた。

「ゆみって今、何年生だったっけ?」

隆は、ゆみに聞いた。

「あたし、5年生」

ゆみは、隆に答えた。

「そうか、おまえは飛び級していたんだな」

隆は、妹が飛び級で進級していた事を思い出

した。ゆみの学校の事は、殆ど日本にいる由

香に任せてしまっていたので、すぐには思い

出せなかったのだった。

妹が、学校であった事を身近にいる兄よりも

先に、日本の由香に話しているのも、すぐに

思い出せなかった理由だった。

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