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ニューヨークピュアラブストーリー・第十三話

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最後にクラスへ案内する京香は、まだ小学生

ではない。幼稚園の年長さんだ。

アメリカでは幼稚園をナーサリースクールと

いうが、幼稚園の年長さんだけは、ナーサリ

ースクールとは別で、キンダーガーデンとい

う。岡島さん家の子供たちが通うPS24で

は、校内にキンダーガーデンだけはある。

PS24は、第24パブリックスクールの意

味で、第24番の公立小学校のことだ。

ゆり子先生は、京香を連れて行く。

「あら、日本人が誰もいないのね」

ゆり子先生は、キンダーガーデンの教室の中

を窓から覗き込んでつぶやいた。

「大丈夫?アメリカ人しかいないけど」

岡島さんの奥さん、お母さんが少し心配そう

に、京香へ話しかけた。

「アメリカだもの。アメリカ人だけよ」

京香は、お母さんに答えた。そして、ゆり子

先生と一緒に、教室の中に入ると、日本語で

アメリカ人たちと仲良くなっていた。

ミセスロースチンは、ゆり子先生から転校生

の良明のことを引き継ぐと、自分のクラスへ

一緒に連れていった。

「みんな注目!今日からの転校生がいます」

ミセスロースチンは、クラスの皆に良明の事

を紹介した。良明は、まだ日本から来たばか

りで英語を話せない。なので、ミセスロース

チンが代わりに良明のことを自己紹介した。

「え、これなんて読むんだろう?」

ミセスロースチンは、出欠簿を見直した。

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