「真っ暗で怖いんだけど」
ゆみは、公園でノックしている兄のところに
手探りで歩いて行った。
「お兄ちゃん、帰ろうよ。真っ暗よ」
「え、そうだな」
隆は、妹に言われて、やっと野球をやめた。
「おまえらも、そろそろ帰れ」
隆は、子供たちにも注意した。
隆と同じアパートメントの英樹と良明は一緒
に車で帰ることとなった。
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「真っ暗で怖いんだけど」
ゆみは、公園でノックしている兄のところに
手探りで歩いて行った。
「お兄ちゃん、帰ろうよ。真っ暗よ」
「え、そうだな」
隆は、妹に言われて、やっと野球をやめた。
「おまえらも、そろそろ帰れ」
隆は、子供たちにも注意した。
隆と同じアパートメントの英樹と良明は一緒
に車で帰ることとなった。
「隆さんの車はオールズモービルだぜ」
英樹は、良明がまだ隆の車に乗ったことない
と思っていたので、自分は乗ったことある事
を自慢していた。
「良明も、乗ったことあるよな」
隆は、良明に言った。良明は、隆に大きな声
で返事し、空港へ迎えに来てくれた時に乗っ
たことを英樹に話していた。
学校では、何も話さない良明が隆と大きな声
で話しているのを聞いて、兄のことを羨まし
く思うゆみであった。
「何をやっているのよ!」
由香は、オンラインでパソコン越しに、隆の
ことを、夜遅く帰ってきて母親に叱られた英
樹たちと同じように、叱っていた。
最近は、いつもそうだ。隆が何かをすると、
その行動は全て、ゆみから由香に伝わり、由
香に叱られたりするのだった。
「俺の母ちゃんみたいだな」
「嫌です、隆の母ちゃんなんかごめんよ」
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