「今日ね、転校生が来たのよ」
ゆみは、リモートで由香お母さんとチャット
している時、よく学校であった話をする。
「日本人の転校生だったの」
「あら、あなたのクラスに日本人が来たの」
ゆみは、由香お母さんに頷いた。
「ゆみのクラスは、日本から来たばかりの子
は転入しないんじゃないの?日本から来た子
たちの転入するクラスって別じゃないの」
由香は、ゆみの学校のことをよく知ってる。
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「今日ね、転校生が来たのよ」
ゆみは、リモートで由香お母さんとチャット
している時、よく学校であった話をする。
「日本人の転校生だったの」
「あら、あなたのクラスに日本人が来たの」
ゆみは、由香お母さんに頷いた。
「ゆみのクラスは、日本から来たばかりの子
は転入しないんじゃないの?日本から来た子
たちの転入するクラスって別じゃないの」
由香は、ゆみの学校のことをよく知ってる。
「春子ちゃんのクラスは、もう日本人の転校
生がいっぱいで、うちのクラスに転校して来
ることになったらしいのよね」
春子ちゃんも、父の転勤で日本から越してき
た3つ上の日本人のお姉さんだ。
「そんなに日本人の子が多いんだ」
春子のクラスは、ゆみのクラスの3つ向こう
の教室で、日本人生徒の多いクラスだ。
「転校生はヨシュワキー君って男の子なの」
ゆみは、由香お母さんに説明した。
「私の日本語、下手で通じないの」
ゆみは、由香お母さんに話してみた。
「ゆみの日本語は下手じゃないわよ」
由香お母さんは、ゆみに優しく答えた。
「その子さ、きっと中国人よ」
「中国人?」
「うん、中国人。日本人と中国人って同じよ
うな顔つきしているでしょう。だから、中国
語じゃない日本語は通じないのよ」
由香お母さんは、ゆみに答えた。
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