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ニューヨークピュアラブストーリー・第四十七話

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良明が、ゆみの手助けで、お弁当を食べ終わ

った頃、ミセスロースチンがやって来た。

「ゆみ、良明をミスタールビンの教室に連れ

ていってあげて。彼は、今週から火曜の午後

は、ミスタールビンの授業だから」

ミセスロースチンは、ゆみに言った。

「私、先に教室に戻っているね」

シャロルは、ゆみに言ってから先に戻った。

「良明君を案内してから、教室に戻るね」

ゆみは、シャロルと別れた。

ミスタールビンは、大学で日本語を専攻して

話すのはもちろん、ひらがな、カタカナ、漢

字と読み書きも完璧なアメリカ人だった。

ゆみは、話せるだけで、日本語の読み書きは

出来ないので、ミスタールビンの方がある意

味、ゆみより日本語が上手だった。

「日本語の上手な先生なのよ」

PS24で日本人生徒に英語を教える臨時講

師をしながら、大学院にて日本文化の歴史を

研究していた。

「ミスタールビンに英語を習ってね」

ゆみは、良明をミスタールビンの教室に案内

しながら、彼に説明した。

ミスタールビンの教室には、学年の垣根を越

えて、学校の日本人生徒たちが集まっていて

日本から来たばかりで、まだ英語がうまく話

せない日本人生徒たちが、ミスタールビンに

日本語で英語を教えてもらえるのだった。

ゆみも、この授業に参加して、ミスタールビ

ンに英語で日本語を教えてもらいたかった。

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