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ニューヨークピュアラブストーリー・第四話

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「大学卒業後は、パパの会社もあるし」

隆は、由香に言った。

「パパの会社は、ノリだって継げるし」

由香は、大学で経済学部を学んだ後は、父が

経営する物流会社で働くことになっていた。

ノリとは、由香の4歳下の弟のことだ。

「隆さんを残してきてもいいの?」

由香は、帰国の飛行機で母に質問された。

「あいつ、鈍感だからね」

由香は、母に苦笑していた。

「なんとか間に合いそうだ」

隆は、愛車のオールズモービルをケネディ空

港の駐車場に入れながらつぶやいた。

オールズモービルはGM社の大型セダンだ。

隆の年齢で乗るには、スポーティーでもなく

ごっつい車体の車だった。しかし、亡くなっ

た父が愛用していた車だったので、ずっと手

放せずに、隆は乗り続けていた。

「飛行機、もう到着しているかな」

隆は、空港の待合室に急いだ。

「岡島さん」と書かれたプラカードを持って

隆は空港のカウンターに立っていた。

「飛行機の到着が少し遅れてるようだ」

到着が遅れてくれたことで、隆は余裕で空港

に到着することができていた。

「隆くーん!」

作ってきたプラカードなど必要なかった。岡

島さんの奥さんが隆の姿にすぐ気づいて、近

寄ってきてくれた。

「岡島さん、お久しぶりです」

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