ゆみは、由香お母さんが日本で働いている会
社の子会社の社長になるとチャットで聞いて
お母さんをますます尊敬していた。
「ニューヨークに帰って来れないよね」
「寂しくさせてごめんね」
由香は、ゆみに画面越しに謝った。
「ううん。お母さんがニューヨークに来れな
いから、あたしがいつか日本に行くの」
ゆみは、由香お母さんに宣言した。
由香の会社は、大型トラックを数百台所有し
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ゆみは、由香お母さんが日本で働いている会
社の子会社の社長になるとチャットで聞いて
お母さんをますます尊敬していた。
「ニューヨークに帰って来れないよね」
「寂しくさせてごめんね」
由香は、ゆみに画面越しに謝った。
「ううん。お母さんがニューヨークに来れな
いから、あたしがいつか日本に行くの」
ゆみは、由香お母さんに宣言した。
由香の会社は、大型トラックを数百台所有し
日本国内の物流を担う従業員180名ぐらい
の物流会社だった。
「社長か、すごいな」
夜、ゆみが寝た後に、由香とチャットしてい
て、社長になった事を聞いた隆が言った。
「別にすごくはないよ」
「忙しくて、こっちに来れないな」
「うん。そしたら、私がニューヨーク行けな
いなら、ゆみがいつか日本に行くって言って
くれたのよ」
由香は、社長になれたことよりも、もっと嬉
しそうに隆へ報告していた。
ゆみは、2年生の時、兄にニューヨークから
ワシントンDCまで飛行機で旅行した事があ
った。30分ぐらいの飛行だったが、具合が
悪くなって大変だったのだ。
「ゆみが日本に行くって?ゆみは、長期間の
飛行ができないよ」
「身体が弱いからでしょう。そんなことは、
ゆみから聞いてるし、私も知ってるわよ」
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