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ニューヨークピュアラブストーリー・第五十一話

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「俺たちの応援に来てよ」

という樺村に対して、クラスメートの良明の

応援でも良いから、とりあえず自分たちの野

球を見に来て欲しいジェフは、良明のことを

利用して、ゆみに応援に来てもらおうとして

いたのだった。

「そうね、お兄ちゃんに聞いてみる」

ゆみは、その場で応援に行くかどうかの返事

はせずに、兄に聞いてみると答えた。

「楽しみに待ってるよ」

「あら、良明君が野球の試合するの」

由香は、ゆみとのチャットで返事した。

「それじゃ、応援に行かなきゃだね」

由香は、ゆみに言った。

「お兄ちゃんがいいって言うかな」

「もちろん、クラスメートの応援なんだし」

由香は、ゆみに返事した。

「お弁当作っていってあげようかな」

「それ、いいわよ。仲良くなれるし」

由香は、ゆみのお弁当案に賛成した。

「お弁当を作って応援に行きましょう」

実は、由香にもビッグニュースがあった。

由香は、クイーンズ州の日本人高校を隆と一

緒に卒業後、隆を置いて日本に帰国し、日本

の大学を卒業した。

大学卒業後は、父の会社に就職したのだった

が、その会社での実績を認められ、子会社で

社長に就任することとなったのだった。

「お母さん、すごい!」

ゆみは、由香のことを絶賛した。

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