ゆみが、良明と一緒に、次の授業がある音楽
教室に移動していると、ジェフと出会った。
「ハーイ、ユミ」
ゆみは、ジェフに声を掛けられた。ジェフは
劣等生クラスの生徒で、悪いことも多くして
いるので、なるだけ近寄らないようにはして
いるのだが、向こうから声を掛けられること
も多く、仕方なく返事を返していた。
「ハーイ」
ジェフと一緒に、樺村もいた。
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ゆみが、良明と一緒に、次の授業がある音楽
教室に移動していると、ジェフと出会った。
「ハーイ、ユミ」
ゆみは、ジェフに声を掛けられた。ジェフは
劣等生クラスの生徒で、悪いことも多くして
いるので、なるだけ近寄らないようにはして
いるのだが、向こうから声を掛けられること
も多く、仕方なく返事を返していた。
「ハーイ」
ジェフと一緒に、樺村もいた。
「ハオバウトネクストサンデー?」
「ネクストサンデー、ウィハブベースボー」
ジェフと樺村たちは、週末に公園で野球の試
合をするらしく、応援に来ないかと、ゆみの
事を観戦に来いと誘っていた。
「彼もジャパンチームで参加するんだろう」
ジェフが、ゆみが手を引いていた良明の方を
指差して、ゆみに言った。
「そうなの?」
ゆみは、良明の方を見た。
「野球するの?」
ゆみは、良明に日本語で質問したが、相変わ
らず、良明は、黙ったままだった。
「それじゃ、あたしはクラスメートだし、良
明君のことを応援しに行こうかな」
ゆみは、ジェフたちに英語で答えた。
「ついでに俺たちの応援にも来てよ」
明るい性格で、いつも笑顔でいるゆみは、学
校でけっこう人気があった。
「良明のついでで良いから見にきてよ」
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