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ニューヨークピュアラブストーリー・第十五話

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ゆみのいるクラスの3つ向こうのクラスには

アメリカ人の生徒の中に、日本人の生徒も大

勢いた。だが、ゆみのクラスには、ゆみ以外

の日本人は1人もいなかった。

周りのクラスの子が皆、アメリカ人ばかりな

ので、ゆみも学校で日本語を使うことは稀で

英語でばかり会話をしていた。

「うちのクラスにも日本人がいたらな」

ゆみは、いつもそう思っていたのだ。その日

本人の子が転校して来てくれたのだ。

「あたしが日本語下手なのは・・」

学校のクラスに、他に日本人の子がいないか

ら、周りに日本人がいたら日本語で会話でき

るし、日本語の読み書きだってできるように

なれたかもしれなかった。

「ヨシュワキー君か」

今、ゆみの隣の席には日本人が座っていた。

「ヨシュワキー君、あたし、ゆみ」

ゆみは、思い切って話しかけてみたけど、隣

のヨシュワキー君からは返事が無かった。

「ゆみ、日本語が全然通じていないね」

向かい側の席のマイケルが、さっきからヨシ

ュワキーに日本語で話しかけているのに、全

然返事が返ってこないゆみに言った。

「ゆみ。お兄ちゃんと日本語で話さないの」

「毎日、日本語で話してるよ」

ゆみは、マイケルに答えた。

「ゆみのお兄ちゃんは優しいからね」

シャロルが、マイケルに言った。2人の中で

は、ゆみの日本語は下手で確定のようだ。

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