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ニューヨークピュアラブストーリー・第十一話

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「あら、隆くん、どうしたの」

「ゆり子先生、彼ら、今日から転校生です」

隆は、ゆり子先生に岡島さん達を紹介した。

「あら、そうなの?こんにちは」

ゆり子先生は、長男の良明のがっちりした体

格の肩を叩いて笑顔で挨拶した。

「元気そうな男の子ね」

「ですよね、先生の手に負えないかも」

「ううん、大丈夫よ。何しろ、隆っていうや

んちゃな男の子をずっと見て来たからね」

「野球が大好きでいつもリーダー格で、いた

ずらも好きでよく校内を先生に追いかけ回さ

れていたわよね」

「ゆり子先生、それ以上は話さなくても」

隆は、ゆり子先生の言葉に冷や汗をかいた。

「大丈夫よ、隆くん。おばさんも隆くんの子

供の頃のことはよーく知っているから」

岡島さんの奥さんも、隆に笑顔で言った。

「参ったな」

隆は、頭を掻いていた。

「わかったわ、皆さんの教室」

ゆり子先生は、岡島さんたち転校生の教室を

確認してくると、岡島さんに伝えた。

「教室に移動しましょうか」

岡島さんたちは、ゆり子先生の後について教

室へと向かう。隆もついて行く。

「隆くんは会社があるんだからいいわよ」

「それじゃ、お願いします」

隆は、ゆり子先生に言われて、後はゆり子先

生に任せて、会社へ出勤した。

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