「ほら、ゆみちゃん」

ヒデキは、ゆみを良明のお母さんの前に立た

せると、壊れたバレッタを持っているゆみの

手を、おばさんの前に差し出させた。

「あら、可愛らしいバレッタじゃないの。ど

うされたの?」

良明のお母さんは、ゆみに聞いた。

「なんか壊れちゃって」

ゆみは、途中まで話しかけて、話を中断して

涙が溢れてきてしまった。

「あのごめんなさい」