「押しなよ」

ヒデキは、ゆみに、突き当りの部屋のインタ

ーホンを指差した。

「私が?」

ゆみがヒデキに聞くと頷いた。良明の方を見

ると、押さないでほしそうだった。

「やっぱりいいわ、私はうちに帰る」

「だめだよ」

「なんかね、良明君が私のことを招待したく

ないみたいなの。だから、良明君と私の家へ

遊びに行こうと思って」