エレベーターが動き出したのは、誰かが下の

階からエレベーターを呼んだようだった。

「私の家へ遊びに来る?」

ゆみが良明に聞いても、良明は首を傾げるだ

けではっきりしなかった。

「いい?」

ようやく良明が首を縦に頷いた。

「じゃ、家においで」

ゆみが、7階のボタンを押したが、エレベー

ターは7階を過ぎてしまっていた。

エレベーターは4階に停止した。