「やっぱり良明君の家に行くのやめようよ」

ゆみは、ヒデキに言った。

「なんで?」

「だって、お兄ちゃんと同じ会社なんでしょ

う。もしかしたら、お兄ちゃんになんか言わ

れてしまうかもしれない」

「ゆみちゃんが怒られることはないって」

ヒデキは、ゆみに言った。

「だって、バレッタを壊したのは良明、ゆみ

ちゃんは何も悪くないのだから」

ヒデキは、どんどん前へと歩いていた。