ゆみと良明の手が離れた瞬間、良明の手が、

ゆみの髪に触れた。良明の手が、ゆみの髪に

当たって、髪に付けていた猫のバレッタが階

段の下へと落ちていった。

「あ、バレッタが落ちちゃった」

ヒデキが走って、階段の下へ行くと、ゆみの

バレッタを拾い上げた。

「壊れちゃっているよ」

ヒデキは、バレッタをゆみに見せた。

ゆみのバレッタは、半分に割れてしまってい

て、髪留め部分が割れてしまっていた。