ゆみと良明が廊下の階段を上がっていると、

後ろから少年が2人、大声でお喋りしながら

階段を駆け上がり、追い越して行った。

「あれ、ゆみちゃん!」

少年たちは、階段の上から振り向いて、ゆみ

に声をかけた。ヒデキと椎名の2人だった。

「え、なんで、ゆみちゃんは良明と仲良く手

をつないでいるの?」

ゆみへの一方的な好意をよせているヒデキが

ゆみに聞いた。

「私たちクラスメートだもの」