高校を卒業したばかりの隆に、そう簡単に就

職先など見つかるはずもなかった。

「隆くん、うちの総務部で働らかないか」

そんな時に、声をかけてくれたのが父親と同

じ商事会社のニューヨーク支店で働く岡島さ

んだった。

当時、父親はニューヨーク支店の支店長を務

めていた。そして、岡島さんがうまく話をつ

けてくれて、支店の総務部に配属してもらえ

ることとなったのだった。

「ありがとうございます」