「確かに、俺の作るハンバーグの味だよな」

隆は、ゆみに言われて、納得していた。

まだゆみが小さかった頃、ニューヨークで、

自分1人でゆみを育てていこうと決意した時

のことを思い出していた。

その頃、まだ料理に慣れていなくて、岡島さ

んによく料理を教わっていた。ハンバーグな

んかは、まさに岡島さんに習った時の作り方

だった。

「俺は、このハンバーグで、おまえと俺のお

母さんの味を思い出すな」