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クルージング教室物語:横浜マリーナでは、毎年クルージング教室を開講しています。クルージング教室に参加した生徒たちとヨットオーナーによる楽しいクルージング物語。

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青野隆は、横浜のマリーナにいた。

隆の目の前には、大きな33フィートのヨッ

トの船体が船台に載せられていた。

隆は、ネットにこんなホームページがあった

ら便利なのになと考えていたホームページを

無ければ自分で作ってしまえと具現化したら

そのホームページがヒット!起業した会社が

成功したIT実業家だった。

その成功のおかげで、ずっと夢見てた自分の

ヨットを手に入れられたのだった。

佐藤麻美子は、青野隆とは大学の同級生だ。

2人とも幼少時代に父親の仕事の関係でアメ

リカ暮らしをしていた帰国子女だった。

お互い育った環境が同じで感覚が似ているせ

いか、大学を卒業後もよく一緒に遊びに出か

けたりしていた。

春先でまだ少し寒い季節だったが、青野隆が

自分のヨットがマリーナで進水するからと一

緒に見に来ていたのだった。

「しっかり建造されてるじゃん」

隆は、自分のヨットの周りを何度もぐるりと

周りながら嬉しそうにしていた。

隆に付き合って一緒について来た麻美子は、

特にヨットに興味があるわけでもなく、外は

寒くて、早く暖かいマリーナのクラブハウス

の中に戻りたくてたまらなかった。

「寒いよ、建物内に戻ろうよ」

麻美子は、さっきから何度もヨットの周りを

ぐるぐる周って、出来上がったばかりの自分

のヨットを確認している隆に話していた。

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