永田ルリ子は、胸の辺りまで伸びたソバージ
ュの髪、デニムスカートで1番女の子らしく
みえるが、けっこう活発な子だった。
活発といっても、明るく楽しく、なんでもお
笑いに変えてしまうお笑い系の女の子だ。
「活発なんだ」
隆は、ルリ子の方を見て、聞き返した。
「あんまり、そうは見えないけどね」
隆は、ルリ子の姿を眺めて、つぶやいた。
「スカートでもキャタツ登れるし」
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永田ルリ子は、胸の辺りまで伸びたソバージ
ュの髪、デニムスカートで1番女の子らしく
みえるが、けっこう活発な子だった。
活発といっても、明るく楽しく、なんでもお
笑いに変えてしまうお笑い系の女の子だ。
「活発なんだ」
隆は、ルリ子の方を見て、聞き返した。
「あんまり、そうは見えないけどね」
隆は、ルリ子の姿を眺めて、つぶやいた。
「スカートでもキャタツ登れるし」
「登ったんだ」
「ええ、麻美子さんにパンツ見せちゃった」
「麻美子、被害者なんだ」
「そうそうって、被害者ってなんですか」
ルリ子と隆の会話は、漫才みたいだった。
「漫才師でデビューできるわよ」
麻美子は、ルリ子と隆の会話、ノリ、ツッコ
ミを聞きながら笑顔で微笑んでいた。
永田ルリ子は、お喋りでお笑い系というか、
一回話し出すとお喋りが止まらなくなるとこ
ろがあった。普段、無口なのに飲みの席や雑
談で盛り上がってくると、ツッコミが多くな
る隆とは良いコンビだった。
「お笑いの世界、そんなに甘くないよ」
「私とキャプテン程度のツッコミじゃ、デビ
ューなんて、まだまだよ」
「デビュー目指してみるか」
「無理だから」
隆とルリ子のノリツッコミで、ラッコの船内
の雰囲気が一気に明るくなったのだった。
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