ボバーの松浦さんが呼ばれて、ボバーに振り
分けられた生徒さんたちと一緒に、自分のヨ
ットへと移動して行ってしまった。
「では、ボバーへ案内します」
うちのラッコにも、何人かの生徒さんが振り
分けられるのだろうと、松浦に生徒が振分け
られるのを見て、麻美子は思った。
この子が、うちのヨットに振り分けられると
嬉しいなと、麻美子のすぐ前の席に座ってい
る加代って女の子を眺めていた。
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ボバーの松浦さんが呼ばれて、ボバーに振り
分けられた生徒さんたちと一緒に、自分のヨ
ットへと移動して行ってしまった。
「では、ボバーへ案内します」
うちのラッコにも、何人かの生徒さんが振り
分けられるのだろうと、松浦に生徒が振分け
られるのを見て、麻美子は思った。
この子が、うちのヨットに振り分けられると
嬉しいなと、麻美子のすぐ前の席に座ってい
る加代って女の子を眺めていた。
「次、ラッコさん」
ようやく、ラッコの艇が呼ばれた。
「はーい」
麻美子は、ロープワークで仲良くなった加代
と繋いでいた手を離して、教室の前に出た。
「それでは、ラッコさんの生徒さんは」
マリーナの職員が、ラッコに振り分けられた
生徒の名前を読み上げていく。
「はい」
呼ばれた生徒が返事して、教室の前に出た。
ラッコには、5名の生徒が振り分けられた。
「山崎加代さん」
マリーナ職員が名前を呼んで、5人目の生徒
として呼ばれたのは、先ほど麻美子がロープ
ワークを教えてあげていた加代だった。
「あら」
麻美子は、加代が教室の前にやってきたので
この子が一緒に、うちのヨットに乗れるのか
と嬉しかった。
「あ、お姉さん」
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