HASHDOG ハッシュドッグ X 軽井沢タイムズ Noveller

ハッシュドッグはハッシュタグで今をつぶやけるSNSコミュニティ produced by 軽井沢タイムズ Noveller

毎日のニュースは軽井沢タイムズで

クルージング教室物語・第三話

最新のタイムラインを確認する

麻美子は、隆に誘われて、進水したばかりの

隆のヨットの中に入った。

船内は、さすがフィンランド製だけあって木

材が多用され豪華な造りだった。

が、表の寒いところにずっと立たされていた

麻美子にとっては、豪華な造りより何よりも

船内の暖かい場所にほっとしていた。

「暖かいよ」

麻美子は、ヨットの表、寒い外に立たされて

いたので、隆と暖かい船内に入ってホッとで

きていた。

「今日は進水しただけだけど、来週末はヨッ

トを出航して、海に出れるよ」

隆は、麻美子へ楽しそうに話した。

「冬だし、まだ出すのは寒くない?」

「冬こそ風が吹いてヨットに良い季節だよ」

隆は、麻美子に言った。

やれやれ、この感じだと来週末も隆に付き合

わされて、真冬の寒い海の中、ヨットに乗る

事になりそうだった。

次の日曜日、隆は、進水したばかりの自分の

ヨットの船上で、気持ち良さそうにヨットを

走らせていた。

冬の海は、風が重く、強く吹いていて、豪華

な造りで重たい隆のヨットでも、快調によく

滑っているのだそうだ。

「気持ち良いだろう!」

隆は、進水したばかりの自分の新しいヨット

を操船しながら、麻美子に言った。

麻美子は、風が冷たく寒いだけだった。

リプライする

あなたもこのつぶやきにリプしよう。

お持ちのアカウントでログインすると、ここに表示されるつぶやきフォームで呟けます。 Login / Register

Noveller by 軽井沢タイムズ

Copyright © 2016-2024 HASHDOG ハッシュドッグ X 軽井沢タイムズ Noveller All Rights Reserved.

Produced by 読進社 Designed by 今井ゆみ | 利用規約 | プライバシーポリシー.