HASHDOG ハッシュドッグ X 軽井沢タイムズ Noveller

ハッシュドッグはハッシュタグで今をつぶやけるSNSコミュニティ produced by 軽井沢タイムズ Noveller

毎日のニュースは軽井沢タイムズで

クルージング教室物語・第十七話

最新のタイムラインを確認する

ラッコは、フィンランド製のセイリングクル

ーザーで、キャビン内も木部を多用した豪華

だが重たいヨットだった。

その重さは、ヨットレースをするには不向き

で、のんびりクルージングを楽しむためのヨ

ットだった。

「うちのヨットは、見た目も、あっちこっち

キャビン内に木部を多用した重たいヨットで

ヨットレースでは速く走れません」

隆は、生徒たちに説明した。

「ヨットレースで勝ちたいという方には、向

かないヨットですが、のんびりとヨットに乗

りたいという方には向いています」

「私と隆のおばさん、おじさんの2人だけだ

し、ヨットレースには出場できないしね」

麻美子が、隆の説明を捕捉していた。

「もし、ヨットレースをしたいって人がいた

ら、レース艇に変わることもできますけど」

隆は、ラッコの生徒たち皆に聞いた。

「誰も、ヨットレースなんかしないよね」

麻美子が皆に聞くと、皆一斉に頷いた。

「それじゃ、とりあえず皆、同じヨットに乗

る仲間になったのだし、お互いに自己紹介を

しまいましょうか」

隆の提案で自己紹介をすることになった。

「では、まず1番年輩そうだし、彼女から」

隆は、5人の生徒の中で1番長身で背が高い

女性のことを指差した。

「1番年輩って失礼な言い方よ」

麻美子は、隆の頭を小突いた。

リプライする

あなたもこのつぶやきにリプしよう。

お持ちのアカウントでログインすると、ここに表示されるつぶやきフォームで呟けます。 Login / Register

Noveller by 軽井沢タイムズ

Copyright © 2016-2024 HASHDOG ハッシュドッグ X 軽井沢タイムズ Noveller All Rights Reserved.

Produced by 読進社 Designed by 今井ゆみ | 利用規約 | プライバシーポリシー.