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クルージング教室物語・第十九話

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「年齢順だと、次はどっちだろう」

隆は、残っている4人を眺めた。

「私かな、石井陽子といいます」

髪が胸辺りまで伸びた女性が自己紹介した。

「新橋の電機メーカーで事務をしています」

石井陽子は、静かでおとなしそうな女性だっ

た。大手電機メーカーに務めており、仕事中

は黒縁のメガネをかけて勤務していた。

パソコンが得意で、パソコンを使って会議や

プレゼンで使用する資料を作成していた。

陽子は、勤務先の会社名を言って、さらっと

簡単に自己紹介を終わらせた。

「麻美子と逆、静かで奥ゆかしい女性だね」

隆が、陽子に言うと、陽子は苦笑していた。

「田端かなえです」

田端かなえは、本当はアウトドアが苦手で、

ヨットなんて乗るようなタイプではなかった

が、母親にインドアにばかりいないで外に出

ろと勧められて、友人の妹の加代と一緒にク

ルージング教室に応募したのだという。

「加代ちゃんとお友達なの?」

「お友達というか、近所に住んでいる幼馴染

の女の子の妹が、加代なんです」

かなえは、麻美子に答えた。

「だから、私も加代のことはよく知らない」

「そうなんだ。加代さんのお姉さんは、ヨッ

トに乗りに来なかったんだ」

「はい。彼女は私よりもっとインドアで」

かなえは、ラインに登録されている幼馴染の

写真を、麻美子に見せた。

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