「私さ、ヨット教室の生徒さんたちが、うち

のラッコにクルーとして大勢来るようになっ

たら、隆が1人ぼっちでヨットに乗ることも

なくなるだろうから、今週でヨットに乗るの

は辞めようかなと思ってたのよ」

「マジで、なんで?」

帰りの車の中で、麻美子は隆に話した。

「でもさ、あの子たちとヨットに乗るのだ

ったら、なんかおしゃべりしてて楽しいし

もうしばらく隆のヨットに乗せてもらおう

かなと思い直しているんだけど」