隆の声で、皆は飲み終わったお茶のカップと

お茶菓子を片付けて、船台の上のヨットから

帰るために降りた。

「大丈夫か、スカートで下りられるか」

さっき上がるとき、麻美子が心配したのと同

じことを、今度は隆が瑠璃子に言っていた。

「大丈夫、スカートでどこでも普通に動き回

れるから」

瑠璃子は、隆の前で普通にスカートでヨット

のライフラインを飛び越えると、颯爽とキャ

タツを降りてみせた。