隆は、その場で立ち止まって、麻美子が来る

のを待っていた。

「こっち!」

麻美子は、前には進まずに、隆のことを手招

きして呼び戻した。

「こっち!」

「何、どうしたの?」

仕方なく、隆と陽子が戻って来た。

「私たち、ここの公園でのんびりして待って

いるよ。だから、お城まで行って来て」