麻美子は、車を運転しながら助手席の隆に声

をかけたが、隆からは返事が無かった。

麻美子は、信号待ちでチラッと助手席の方に

目を向けると、隆は眠ってしまっていた。

「なんか倦怠期の夫婦みたいなんだけど」

さっきまで香織や陽子たちと大声で話して

いた隆が、皆が降りてしまうと、すぐに居眠

りしてしまっているのを見て、麻美子は苦笑

していた。

「お酒かな、気持ち良さそうな寝顔」