女の子、花ちゃんは、センターボードの下の

方だけが船に刺さっていて、上の方のほとん

どが船体から上部に飛び出してしまっている

のを気にしていた。

「ああ、もちろん海に船を下ろしたら、セン

ターボードも一番下まで突き刺しますよ」

先生は、花ちゃんの差し込んだセンターボー

ドに軽く手を添えながら言った。

「今は、ヨットが陸上に置かれているから、

一番奥まで入らないだけです」