「ここまでは、東京湾内で航路が比較的狭か

ったけど、ここから先は海域が広くなって走

りやすくなるから」

隆は、観音崎から先の航路を説明した。

航海計器に表示されている海図を眺めながら

隆は陽子にコースを説明した。

「陽子ちゃん、すごいね。隆さんから変わっ

ても、ちゃんと船がまっすぐに走っている」

雪が、陽子に言った。

「確かにまっすぐ走っている!」