ゆみは、まるで営業部に新人が新しく入った

みたいに、ずっと部長が付きっきりで、色々

アドバイスされながら、メールを書かされて

いたのだった。

「あら、お返事が来てる」

今井ゆみは、次の日の朝、新しく届いたばか

りのオファーメールをプリントアウトして営

業担当者皆に配り終えると、自分のメールア

ドレスの内容を確認していた。

「パキスタンの人か、トヨタのノアが欲しい

と言っていた人ね」