「だから、隆ってそうなの?」

麻美子が、再度隆に聞いた。

「え、何が」

「だって、サンフランシスコに赴任させても

らえたり、高級食器もらえたりって話すから

お礼を言っただけなんだけど」

「あ、それだけね」

麻美子は、ホッとしたように呟いた。

「お礼なんか言うから、その、隆が私と結婚

したいのかと思ったわよ」

「そういうのじゃないよ」