アクエリアスのクルーが4、5人でシートを

引いたり出したりしていても、全然解けなか

ったセイルの絡みを、隆は、陽子と2人だけ

でわずか数分で解いてしまっていた。

「これで大丈夫かな」

隆は、陽子と一緒にアクエリアスから自分た

ちのラッコに戻ると、ラッコはアクエリアス

から離れた。

「ありがとう、助かったよ」

中村さんは、アクエリアスの艇上から、ラッ

コの隆へ声をかけた。