良明のお母さんは、良明の部屋へと走ってい

った。それを見た良明も慌てたように、お母

さんの後を追って、自分の部屋へ急いだ。

「あ、あった」

良明が自分の部屋へ入ると、お母さんが既に

いつも学校へ持っていているバッグを手にし

て、バッグの中身にお弁当箱があることを確

認していた。

良明は、慌ててお母さんからバッグを取り返

そうとしたが、お母さんは避けると、そのま

まバッグを持って、ダイニングに戻った。