「ゆみ、体育館は1人で行けるよね」

祥恵は、ゆみに言った。

「私、先に行くから」

祥恵は、ゆみを置いて行こうとした。

「ゆみちゃんも一緒に行こう」

狩野百合子が、ゆみに言った。どうして、こ

の人は私の名前を知っているのだろうと、ゆ

みは思った。

「ゆみちゃんでしょう?祥恵の妹の」

「はい」

「一緒に行こう」